AOTSジャーナル21号
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FELAAS会議参加者左からShimabukuroサンパウロ同窓会長、桒山AOTS理事長、サンパウロ工業連盟(FIESP)副会長 兼 サンパウロ州工業センター(CIESP)長 Rafael Cervone氏、SENAI地域統括理事 Ricardo Figueiredo Terra氏8月、日本大使館での受賞式でご挨拶されるアミーラ氏。なおアミーラ氏はネパールで農村開発と女性教育を推進するNGOの代表を務めており、AOTSが自主事業として行っている開発途上国の社会課題理解の解決に取り組むSDGsインターンシップ(日本国内の学生等が対象)の実施にあたっては、現地のカウンターパートの一つとして協力をいただいています。 ここ数年コロナウイルスの影響で対面での開催ができていなかった各国同窓会が久しぶりに集まったということで、各同窓会の現在の活動状況のアップデートができました。その後、FELAAS and Society5.0のテーマでグループディスカッションを行い、最後に「サンパウロ決議」が承認されました。 およそ150名の参加者には日系人の比率が高く、メディアも取材に訪れ、サンパウロにおける日系社会の存在感が実感できる式典となりました。AOTS JOURNAL9令和5年春の外国人叙勲ラテンアメリカ同窓会地域連合会議 同窓会地域連合会議は、地域連合に所属している国のうち1つがホスト国となり数年おきに開催されます。ラテンアメリカ同窓会連合(FELAAS)の会長所在同窓会がサンパウロ同窓会であることから、上記式典開催に合わせ地域連合会議も対面にて開催されました。ボリビアを除くFELAASすべての同窓会(同国のリオデジャネイロ、国外からはアルゼンチン・ペルー・チリ・ベネズエラ・パラグアイ・メキシコ(メキシコシティ・モンテレイ))から出席がありました。2名のAOTS同窓会関係者が受章元ネパールAOTS同窓会会長(現相談役)アミーラ・ダリ氏、元日本スリランカ技術文化協会(JASTECA)会長スニル・ガミニ・ウィジェーシンハ氏の2名が日本政府より旭日双光章を受章しました。両団体での活動を通し、日本・自国間の友好親善及び相互理解の促進に寄与した功績が評価され、叙勲されたものです。これまでにも数多くのAOTS同窓会関係者が受章しています。AOTSサンパウロ同窓会50周年記念式典 2023年2月、サンパウロ市内にてAOTSサンパウロ同窓会の50 周年記念式典が盛大に開催されました。 サンパウロ同窓会会長Eiki Shimabukuro氏の挨拶、桑名良輔サンパウロ総領事、桒山理事長等の祝辞に続き、サンパウロ市会議員のAurelio Nomura 氏より桒山理事長にAOTSの功績を称え表彰状が授与されました。 続いて、SENAI (Serviço Nacional de AprendizagemIndustrial: 産業訓練サービス公社)とAOTSサンパウロ同窓会、AOTS との三者による産業訓練教育に関する協力覚書の調印式が行われました。これまでSENAIでは技術的な訓練コースへの日本からの協力支援は行われてはいたものの、日本的経営や管理手法の科目が設置されておらず、AOTSとの協力が期待されています。 また、過去にAOTS 研修に参加した企業家3名が登壇し、事業における改善事例とAOTS 研修の貢献について講演を行いました。登壇者の一人である食肉加工企業Ceratti 社の元CEO(1994年品質経営研修コース(TQM)参加)は「品質とは材料ではなく生産プロセスで決まる」と自らの改善事例を交え紹介しました。同窓会ニュース

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