AOTSジャーナル20号
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登壇企業のメンバーと記念撮影するAOTSアルゼンチン同窓会長Daniel Rosace氏(右から3人目)当日は267名の参加者がありましたWNFロゴマークAOTS JOURNAL11AOTSメキシコシティ同窓会と(CCMX)との共催イベント AOTSメキシコシティ同窓会とメキシコ競争力センター(CCMX)の共催イベントCeremony of Excellence Award SMEʻs 2022が2022年10月に開催されました。 CCMXはメキシコのサプライチェーンで重要な役割を担う中小企業の競争力強化のため、同国の大企業数十社より構成されるメキシコビジネス協議会によって設立されました。メキシコシティ同窓会とCCMXは2017年にAOTSとの三者間MOUを締結し、メキシコの産業発展及びメキシコ・日本のビジネス交流の推進を目的とした研修プログラム等の事業実施連携を図ってきました。 両者にとって初めての共催の機会となった今回のイベントでは、CCMXの関連企業27社の中から優秀な企業が選ばれました。優秀賞受賞企業6社のうち半分の3社がAOTSの帰国研修生が社長等を務める企業で、研修の波及効果を実感できる結果となりました。メキシコ競争力センター 2022年度のWNFプログラムは、2022年6月に13案件が承認され、オンラインによるプログラムのみの申請でした。その後、現地での行動制限撤廃によりウェビナーの需要が減った等の理由で中止や参加者減となるコースがありました。一方で、各国でコロナによる行動制限の緩和が進み、対面によるプログラム実施が可能となったことを受けて、7案件が追加で承認されました。 AOTSアルゼンチン同窓会より、これまでのAOTSジャーナルでも何度かご紹介してきた「アルゼンチン5S大会」の開催報告がありました。この5S大会は同同窓会が中心となって同国内の日系企業や産業団体との協力により開催しており、アルゼンチンを代表する大手企業をはじめとしたノミネート企業のチームが部署での取り組みを発表し、優秀な企業が選ばれる催しとなっています。 2022年11月に行われた同大会は100名を超える参加者を集め、ノミネートされた現地企業6社13チームの5S導入実績がビデオ上映の形で発表され、入賞したチームが表彰されました。 コロナ禍により、しばらくインターネットを介した会合やセミナーの開催報告にとどまっていた各国AOTS同窓会の活動ですが、対面での実施再開の便りが届くようになりました。WNF(World Network of Friendship)はAOTS同窓会から自主的に提唱された、開発途上国の自助努力と相互協力による他に類をみない南南協力活動です。同窓会員、AOTS職員および主旨に賛同くださった一般の皆様からの寄付を財源としたWNF基金により、AOTS同窓会間同士の研修生相互交換を推進しています。WNFプログラム、追加プログラムを承認アルゼンチン全国5S大会授賞式同窓会ニュース

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