AOTSジャーナル19号
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写真後列右から、桒山理事長、太田経済産業省貿易経済協力局技術・人材協力課長 前列右から、林外務大臣、サイード・チュニジア大統領、サル・セネガル大統領及び中谷経済産業副大臣(写真提供:JETRO) AOTSでは、アフリカでの産業人材育成の取り組みを抜本的に強化する一環として、アジアでの産業人材育成の成功事例をアフリカに移管していくため、アフリカと縁が深いインド経由で人材育成を進めていくことも推進しています。このたび、当協会と関係の深い、インド自動車部品工業会(ACMA)経由で、南アフリカ自動車産業開発センター(AIDC)東ケープ州に対する産業人材育成支援を行うことに合意し、三者でMOUを締結することになりました。本MOUの締結は、2022年8月27日にチュニジアで行われたTICAD8のビジネスフォーラムの場においても、日本とアフリカの協力事例として紹介されました(右の写真)。 WNF(World Network of Friendship)はAOTS同窓会から自主的に提唱された、開発途上国の自助努力と相互協力による他に類をみない南南協力活動です。同窓会員、AOTS職員および主旨に賛同くださった一般の皆様からの寄付を財源としたWNF基金により、AOTS同窓会間同士の研修生相互交換を推進しています。AOTS JOURNAL WNFプログラムの中では、毎年アフリカとインドの同窓会が協力し複数のプログラムを開催しています。主にインドの同窓会が長年にわたるAOTS研修などを通じて得た知見や技術を、アフリカを含む周辺地域の同窓会に対する指導を通じて技術移転を図る内容となっています。 8月のチュニジアでのTICAD8に合わせてオンラインにてアフリカ同窓会地域連合会議(AFAAS)を開催しました。アフリカ10カ国の同窓会のうち7箇所から参加がありました。またインドのケララおよびムンバイの同窓会がゲスト参加し、WNFプログラムについての意見交換を行いました。開始当初は各国参加者がインド・コチに来印し対面での実施(写真左は2017年度の様子)。2021年度は新型コロナウィルス感染拡大の影響で、ウェビナーとして開催(写真右)事例:High Voltage Substation Engineering (HVSE) 高圧変電技術研修ケララ同窓会が主催し、主にガーナ同窓会から電力関係の参加者を派遣。2016年から開始し、ほぼ毎年開催しています。最新の高圧変電技術を紹介し、適切な設備の選択および設備管理に必要な知識を伝え、各国のエンジニア、シニア技術者の知識向上に貢献しています。◆パネルディスカッション◆「未来人材のためにアフリカで日本が果たしていく産業人材育成とは」<モデレーター> 大野 泉氏 /政策研究大学院大学 教授<パネリスト>宮武 正明氏 /ダイキン工業株式会社中東アフリカ地域支配人 兼          ダイキン中東アフリカ社取締役会長野呂 浩良氏 /株式会社DIVE INTO CODE 代表取締役安永 裕幸氏 /国際連合工業開発機関(UNIDO)本部           マネージング・ダイレクターBahaa Zaghloul氏/AOTSエジプト同窓会会長、中央冶金研究所            (CMRDI-Egypt)名誉教授・前会長綿貫 大地氏 /有限会社Agri-Mission 代表Damas Euclide Noussi Metsakeu氏 /◆閉会の挨拶◆Adil Ali Mohanmed Ahmed氏 /AOTSアフリカ同窓会連合(AFAAS) 会長◆開会の挨拶◆桒山 信也 /一般財団法人 海外産業人材育成協会(AOTS) 理事長 常葉 光郎 /経済産業省 大臣官房審議官 (貿易経済協力局・農林水産品輸出担当)◆基調講演◆「これまでの日本の産業人材育成の取り組み、 これからアフリカで求められる産業人材育成について」 大野 泉氏 /政策研究大学院大学 教授◆日本企業によるアフリカでの産業人材育成事例の紹介◆「アフリカ人材のインドにおける第三国研修実施」 宮武 正明氏 /ダイキン工業株式会社中東アフリカ地域支配人 兼            ダイキン中東アフリカ社取締役会長「シオラレオネにおける大学寄附講座」 野呂 浩良氏 /株式会社DIVE INTO CODE 代表取締役カメルーン経済・計画・地域開発省 経済分析・政策部部門別分析ユニット 研究官(元ABEイニシアティブ研修員)7【プログラム内容】AOTS、インド自動車部品工業会(ACMA)及び南アフリカ自動車産業開発センター(AIDC)東ケープ州とのMOU締結 アフリカ同窓会地域連合会議(AFAAS)開催 アフリカ向けWNFプログラム

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