AOTSジャーナル19号
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●名称●●●●●●● 本年6月に一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)の会長に就任いたしました。この場を借りて就任のご挨拶をさせていただきます。 当協会は、主に開発途上国と日本の相互の経済発展と友好関係の増進のため、日本初の民間ベースの技術協力機関として設立され、60年以上にわたり、研修や専門家派遣等の人材育成事業を通じて、産業国際化の推進、貿易振興、投資活動の促進など国際経済協力を推進して参りました。 2年以上に及ぶコロナ禍においても、内外の人材育成のニーズは途切れることはなく、前会長のご指導のもと、関係者の皆様のご協力を頂きまして、オンラインでのプログラム実施に注力するとともに、様々な制約を受けつつも研修生やEPA候補生の日本への受入を行ってまいりました。これは、これまで長年にわたり国内外の政府、産業界、学界、地域社会等のご理解・ご協力のもと行ってきた人材育成事業の実績があればこそと確信しております。 また44カ国・地域に設立された73の同窓会等のネットワークはコロナ禍においても揺らぐことはなく、これを基盤に昨年より開始した海外人材の紹介業をはじめ、国内外の政府、産業界とのパートナーシップによる新たな協力事業も進めております。今後も変化する社会のニーズに沿った取り組みを進めてまいります。特に政府が掲げているデジタルとグリーンの成長戦略については、日本は課題先進国の面もあり、技術・制度を世界へ広めていく先駆者となりえます。政府と密接に連携しながら、DX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)関連事業を推進します。 以上のような方針の下、会長としての職責を果たしてまいりたいと考えておりますので、今後とも、関係各位の格別のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。一般財団法人 海外産業人材育成協会(AOTS)会長 東原敏昭プロフィール一般財団法人海外産業人材育成協会The Association for Overseas Technical Cooperation and Sustainable Partnerships略称:AOTS(エーオーティーエス)1959年(昭和34年)8月10日7億円主に開発途上国の産業人材を対象とする研修および専門家派遣の実施約78億円(2022年度予算)受入研修:148コース 約2,700人、海外研修:300コース 約14,000人(※)、寄附講座:24講座、専門家派遣:約190人 その他、インターンシップ等(※)受入研修及び専門家派遣におけるオンラインによる指導・研修のコース数・人数は海外研修に含む受入研修:200,598人 海外研修:230,825人 寄附講座22,821人 専門家派遣:10,189人インターンシップ:1,317人(すべて2021年度までの累計)1)国内: 東京都、大阪府2)海外: バンコク、ジャカルタ、ニューデリー150名(2022年9月現在)*有期職員含む 立設基本財産事業内容事業規模実績人数事業所職員数ミッション人材育成を通じ、「共に生き、共に成長する」世界の実現を図る一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)は、主に開発途上国の産業人材を対象とした研修および専門家派遣等の技術協力を推進する人材育成機関です。 これらの事業を通じて、日本と海外諸国相互の経済発展に貢献するとともに、友好関係の増進にも寄与します。ご挨拶

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