AOTSジャーナル14号(2019春号) 和文
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5No. 14 SPRING 2019コースディレクター:株式会社グローバルダイナミクス代表取締役 山中俊之氏日本の取り組みをアクションへの力にこのコースは途上国の社会的課題をビジネスによって解決していくことのできる経営人材の育成を目的として、新しい発想でビジネスイノベーションを起こしていくためのリーダーシップと組織変革力を向上させる研修プログラムとなっています。めまぐるしい経済成長を遂げる開発途上国が、その一方で直面しているさまざまな社会的課題に対してビジネスイノベーションによって解決するための知識とノウハウ、経営者としてのあるべき姿を、日本企業の取り組み事例紹介など実践的な内容の講義・演習・見学を通じて学べる内容です。テーマに沿った見学本コースでは、日本を代表する大企業のほかにも、地方創生におけるビジネスイノベーション事例、中小企業ネットワーキングによるイノベーション創出事例などの優秀な中小企業として特徴のある企業を訪問しました。 ゲーム教材の導入も今回のコースではテーマのひとつとしてSDGsを取り上げました。2015年に策定された国連の持続可能な開発目標(SDGs)においては途上国・先進国を問わず民間企業の役割が重要視されていますが、収益性も含めた企業目的の実現と社会的問題の解決をビジネスイノベーションによって同時に達成しうることに目を向けることが必要となっています。本コースではSDGsを、経営リーダーの意識・行動変容を促し、ビジネスイノベーションを創出する力に結びつけてもらうための「触媒」として位置づけ、研修コースの中にSDGsに関連するゲーム教材((一社)イマココラボが開発したカードゲーム「2030SDGs」)を取り入れました。新規コースご紹介:「ビジネスイノベーションと組織開発研修コース(BIOD)」(於:AOTS関西研修センター)新しい研修コースの開発にも力を入れています地方創生の優秀例として注目されている“海女小屋体験 はちまんかまど” ((有)兵吉屋)を見学教材のカードゲームに取り組む参加者。(一社)イマココラボのウェブサイトでも本コースでの教材活用事例が紹介されました。注 持続可能な開発目標(SDGs):2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成される。 (参考:国連ウェブサイトhttps://www.un.org/sustainabledevelopment/)※管理研修は新興国向け「技術協力活用型・新興国市場開拓事業(研修・専門家派遣制度)」/全世界向け「低炭素技術を輸出するための人材育成支援事業(低炭素技術輸出促進人材育成支援事業)」どちらの事業でも実施しています(BIODは前者)。また、両事業とも地域を限定したコースも実施しています(各国同窓会・カウンターパートを通じて募集)。AOTSでは、従来から行っている企業経営や工場管理などの経営手法を習得する研修のほか、AOTS同窓会や海外のさまざまなカウンターパートの意見も取り入れながら、新興国を中心とした海外の産業界のニーズに合致する新しいテーマのコースも用意しています。 国庫補助以外のコースについて「先進国などODA対象国以外からも参加させたい」というご要望を受け、自主事業での展開を行っているコースもございます。 詳細は決まり次第新国際事業(NGC)のセミナー一覧にてご案内しています。https://www.aots.jp/jp/ngc/seminar.html
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