AOTSジャーナル14号(2019春号) 和文
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JOURNAL14● 4月「北スマトラ州への投資促進」シンポジウム (メダン同窓会)メダン同窓会では、元メダン同窓会長であるH. T. エリ・ヌラディ北スマトラ州知事を主賓としたシンポジウムを開催しました。北スマトラ州の政府機関・財界・学会・メディアから約30名が招待され、北スマトラ州への投資を促進するための課題や方策が話し合われました。カイルル・メダン同窓会長、元ジャカルタ同窓会長のイスマジ氏、石井健メダン総領事のご挨拶に続き、ヌラディ知事の州政府の施策についての説明があり、その後は参加者間で活発な議論が交わされました。当日は現地メディアによる取材も入り、同窓会の知名度向上に大いにつながったと確信します。なお、ジャカルタ同窓会から4名の役員がメダンを訪れ、今回のシンポジウム実施に協力しました。 ● 10月「メイキング・インドネシア4.0」に関するシンポジウム (ジャカルタ同窓会)ジャカルタ同窓会(HAAI)では日尼国交樹立60周年記念イベントとして、第4次産業革命の実現に向けたロードマップ「メイキング・インドネシア4.0」をテーマにしたシンポジウムを開催しました。マルトノ・ジャカルタ同窓会長、石井正文駐インドネシア大使によるご挨拶の後、基調講演として工業省トニー・シナンベラ事務総長にご登壇いただきました。その後、インドネシアの企業でのインダストリー4.0に対する取組み事例やインドネシア経済を取り巻く環境についてのプレゼンテーションが行われました。第1部では製造業でのエキスパートとしてご登壇いただいたトヨタのインドネシア法人のワリ・アンダン・チャフヨノ社長らより、企業におけるサステイナビリティーの取り組みについてお話いただきました。続く第2部ではe-コマースやIoT・自動化ソリューションの企業での活用事例、また第3部ではインダストリー4.0やデジタル化を活用した人事評価の新しいあり方について等、充実した発表内容となっていました。最後にサハルト・サハルジョHAAI副会長が総括講演を行い閉会となりました。当日の参加者は約120名でしたが、参加希望者が大変多く、受付期間途中で募集を打ち切ったほどの集客状況で、現地での関心の高さが伺えました。 インドネシア・日本の外交関係樹立60周年を祝して ̶同窓会による記念行事開催̶ジャカルタメダンメダン右から3番目よりメダン同窓会長、エリ・ヌラディ知事、石井総領事閉会後、同窓会メンバーと集合写真撮影2018年、インドネシアのメダン・ジャカルタの同窓会はそれぞれインドネシアと日本の外交関係樹立60周年を記念した記念行事を行いました。その模様をお伝えします。

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