AOTSジャーナル14号(2019春号) 和文
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JOURNAL10 NEWS第7回「看護・介護にかかわる外国人のための日本語スピーチコンテスト」開催AOTSでは2012年より独立行政法人国際交流基金との共催で「看護・介護にかかわる外国人のための日本語スピーチコンテスト」を実施し、日本各地で看護・介護に携わる外国人が外からの視点で日本の医療や介護について意見を述べる機会を提供しています。過去6回のコンテストは盛況に実施され、発表者本人たちの仕事や自己研さんの励みとなるだけでなく、日本の医療福祉関係者や利用者にとっても、彼らの発表から多くのことを学べる機会となったというお声をいただきました。第7回となるコンテストが2018年9月に開催され、全国より応募のあった10名が見事なスピーチを披露されました。また、コンテストの様子はNHKのニュース番組でも取り上げられ、当日の模様が一部放映されたほか、桒山理事長がインタビューを受け「現場に出てからも継続して日本語や専門知識の学習を支援する体制を強化したい」といったコメントが紹介されました。入賞第1位 「パンダの楽しみ」 タード・ルアージリ・アッドヴィンクラ(フィリピン)*施設で働き始めた直後は、コミュニケーションの問題で、利用者を怒らせたりした。しかし、失敗に負けず仕事や勉強をがんばっていると、寝不足で目の下にクマができ、パンダのようになってしまった。その後、日本語が通じなくても冗談を言って利用者と接するよう努めていると、少しずつ信頼関係が生まれた。言葉が違っても、大切なのは心の繋がりである。パンダのようになっても、犠牲には価値があると思う。今後も、利用者の笑顔を引き出し続けたい。第2位 「日本における終末期ケアを体験して感じたこと」 ガルシア・ジリアン・アギラル(フィリピン)*第3位 「日本の看護師が教えてくれたこと」 施 思(中国) 特別賞利用者の笑顔が一番賞 アレリャノ・フィビ・シェイン・ガルシア (女性・フィリピン)* 「なんで介護の仕事?」 心から心への介護賞 グエン・ティ・タン・ヒエウ (女性・ベトナム) 「私にとって介護とは」 心のこもった看護賞 ラスティウル・ジュニアルトハ・シアハアン (女性・インドネシア)* 「心を込めて仕事をしましょう」 絆賞 ムハマド・ファター・フディン (男性・インドネシア)* 「介護の体験から学んだこと」 祈りの力賞 ハルディヤント (男性・インドネシア)* 「精神的な治療法」 国籍を超えて愛情でつながる心賞 プリヨ・クスモ (男性・インドネシア)* 「技術と愛情」 ナイス気配り賞 倉角 ドロティ ビラル (女性・フィリピン) 「人と人の関わり方」出場者の皆さん*の受賞者は同時にEPA賞も受賞しました。EPA賞… EPA候補者を応援することを目的とした賞。出場者のうちEPA候補者の7名全員に授与(一部は国家試験に合格済みの元EPA候補者)AOTSのウェブサイトよりスピーチ発表の動画がご覧いただけます。https://www.aots.jp/jp/project/nihongo/sp2018/index.html
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