AOTSジャーナル13号(2018秋号) 和文
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JOURNAL6 AOTSの「GHC海外インターンシップ」ご利用の背景を教えていただけますか。 大日本住友製薬では、2016度を教育投資元年と位置づけ、人材育成体系の再構築への取組みを始めました。仕事上の経験と自己啓発を通じての成長を柱としたうえで、意欲と能力のある者への支援拡充を図るという基本方針のもと、選抜型研修を中心に新たな育成体系を設けました。将来有望な若手社員には、なるべく早い段階で、異業種、異文化の激しい環境下に身を置いて、自ら困難を乗り越えていくことで、動ずることのない胆力を身につけさせるためにAOTSの「GHC海外インターンシップ」を活用することにしました。グローバル人材の直接的な育成ではなく、将来のリーダー人材育成を目的としています。いかに修羅場を越えてきたかが、10年後、15年後に会社での舵取りをする立場になったときに生きてくると思います。研修によって得られる成果としては、自ら新しい価値を生み出す力、異文化理解・適応力、不確実性に対する耐性、困難を乗り越える不屈の精神の4点を身に付けることを期待しています。 AOTSの「GHC海外インターンシップ」に参加することで、派遣国でどのような体験をされたか、特に苦労したことを中心に教えていただけますか。2017年10月より6ヶ月、タイのホテルアメニティ等製造・ 販売企業に派遣派遣国タイへの渡航は初めてで、インフラや衛生事情が日本と比べ整っていない環境で過ごしました。派遣先の企業は、ホテルアメニティやスパ用品等を製造・販売する中小企業で、弊社と比べて規模がかなり小さく、一人に任せられる仕事の範囲や裁量が大きいと感じました。インターンシップ業務としては、新規ビジネス開発部へ配属され、タイ人の指導員と2人で健康食品の販売に取り組みました。7点の候補食品から収益の上がりそうな商品を選定し、顧客候補の企業に電話をかけるところから営業活動をスタートしましたが、新規事業のため社内にノウハウの蓄積はなく、手探りで調べるところからスタートしなければなりませんでした。同社で食品を扱うのは初めての試みであり、知名度もないため、まずは会社の自己紹介をするところから地道に行う必要がありました。日本のビジネスマッチングサイトに登録するなど工夫し、日本の会社とも取引の相談をしました。商品の一つに、非常にユニークなフルーツがありましたが、このフルーツをタイから日本へ輸出するため大日本住友製薬株式会社理事 人事担当(人材育成)シニアオフィサー 中塚 徹氏大日本住友製薬株式会社東京支店 東京第4営業所主事補 堀江一生氏グローバルな環境で戦える人材の育成に向けてGHC海外インターンシップ ご利用企業インタビュー 大日本住友製薬株式会社 様世界の人々がより健やかに自分らしく過ごせる日々の実現を目指し、革新的な医薬品の継続的な創出に挑戦し続ける大日本住友製薬株式会社では、2016年を教育投資元年と位置づけて人材育成体系を再構築し、仕事を通じた成長(OJT)を基本にしつつ、Off-JTでも幅広い研修の機会を設けています。同社の人材育成の基本方針と今後の展望を、人材育成ご担当の中塚徹シニアオフィサーに、海外研修(インターンシップ)参加の感想を、6ヶ月の派遣を終えたばかりの堀江一生氏と佐藤大地氏に伺いました。
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