AOTSジャーナル13号(2018秋号) 和文
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13No. 13 AUTUMN 2018および経済交流分野における協力に関する覚書を締結しており(AOTSジャーナル12号参照)、本研修が締結後初めての台湾での人材育成の機会となりました。本研修は低炭素社会において求められる環境経営やCSR/CSV(利益の最大化を図る積極的な動き CSV: Creating Shared Value)経営について、その取組みが企業の競争力強化や業績向上につながることを、台湾の今後のさらなる経済発展の担い手となる中堅・中小企業の製造業の経営幹部に対し、日本企業の事例などを通じて理解いただくことを目的に計画されました。親日家が多く日本のトレンドを取り入れることに敏感な台湾社会に日本の企業の取り組みを紹介する研修は少なからずインパクトを与えたのでしょう。本研修の様子は研修現地の多数メディアで取り上げられ、関心の高さが伺えました。2018年7月よりニューデリー事務所長として着任いたしました。経済成長で躍動するインドでは日本企業の進出が盛んで、自動車産業を中心とした製造業の業況も上向いています。その一方で、多くの産業で優秀な人材の確保や育成の課題も見られるようになってきました。当事務所では、インドの日本企業と産業を支える現地ローカル企業が抱える人材面での課題に関して、様々な制度・活動を通じて、その解決のお手伝いをさせていただいております。また、その他南アジア諸国、中東地域も当事務所が管轄しておりますので、これらの地域でも人材育成に関するお悩みごとがありましたら、何なりとご相談いただければ幸いです。引き続き皆様のお役に立てるよう努めて参りますので、宜しくお願い申し上げます。 (所長 神田久史) ニューデリー事務所長 交代のお知らせ事務所にて現地スタッフと(写真中央が神田)講義風景台南参加者との集合写真協力いただいたIMC幹部の方々と協会企画型海外研修とは、海外の機関をカウンターパートとしてAOTSが企画・実施する海外研修です。 日本の企業・団体が公募により企画・実施する「案件募集型海外研修」については4~5ページをご覧下さい。

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