AOTSジャーナル12号(2018年春)和文
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15No. 12 SPRING 20182017年11月9日、AOTSモンテレイ同窓会は設立30周年を迎え、立石AOTS専務理事やAOTSペルー同窓会のエルネスト・フルカワ会長ほか関係団体代表者のご臨席を得て、祝賀会を主催しました。メキシコ北部地域に1986年に創立されたモンテレイ同窓会は、国際協力と人材育成の推進のためAOTSとの共同プログラムを実施し、大企業・中小企業を問わず多くの企業幹部が日本企業の価値感および方法論の研修を受けています。「この30年の間に、AOTS同窓生は日本文化で見てきた、日本を経済成功に導いた価値感と業界のリーダーを形作る要因の模倣を望んできました。私達はこの方法でメキシコの社会に寄与し続けることを願っています」と、マルタ・フローレス会長は語りました。祝賀会では同窓会の成長に貢献してきた歴代モンテレイ同窓会長に対し賞が授与されるとともに、モンテレイ同窓会長がFELAAS(ラテンアメリカ同窓会連合)会長も兼任することが発表されました。また、次の30年の道のりを開始するにあたり、11月10日に第1回メキシコ5S大会が開催され、3企業に参加賞が授与されました。同大会委員長リイス・リカルド・エスピノーザ氏は、スピーチの中で「我々は新たな道を開き、自ら進んで学ばければなりません。国際化、相乗効果、革新および技術は、今後の我国の最大の課題です。組織における文化の変革も必要です」と述べています。立石AOTS専務理事からは「5Sや改善のような日本の経営方法の促進は、多くの企業の生産性を向上させることにより確実にメキシコの経済に寄与します。またモンテレイ同窓会がこの賞を設立するにあたりペルー、アルゼンチンの同窓会の協力があったことを知りました。我々の同窓生ネットワークの協力によってラテンアメリカでより多くの成果が達成されることを期待します」とのスピーチがありました。次の30年に乾杯!によって賄われており、ケララ同窓会が行う人材育成プログラムを評価した州政府により無利子で貸与された区画に建設されています。またケララ同窓会は、インドにおける日本の海外直接投資の数がかつてない成長を見せていることの重要性を認識し、特にケララの中小企業レベルの合弁事業を一層推進するため、印日商工会議所ケララ(INJACK)の設立において主要な役割を担っており、大使には開会スピーチの中で、こうしたケララ同窓会の功績を称賛いただいています。下大澤AOTS常務理事の他、関係団体からの出席者が参集する中、ヤコブ・コヴォール会長が同窓会の歴史と成長を振り返り、歴代同窓会会長のこの50年の間のリーダーシップへの感謝を表すとともに、記念の賞を贈りました。AOTSモンテレイ同窓会30周年を祝して第1回メキシコ5S大会を開催前列左から6番目がマルタ同窓会長、右隣が立石AOTS専務理事平松大使によるスピーチ

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