AOTSジャーナル12号(2018年春)和文
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JOURNAL14 同窓会ニュース2017年11月23日、AOTSアルゼンチン同窓会を含む国内関連団体の共催により第2回アルゼンチン全国5S大賞授賞式が開催されました。当日は授賞式に先立ち、まず福嶌教輝駐アルゼンチン大使より「マクリ大統領の訪日、そして日本の首相として57年ぶりとなる安倍首相のアルゼンチン訪問という、2国間の関係が発展する歴史的な瞬間に立ち会えたことを大変喜ばしく思っています」とのスピーチがありました。さらに大使は「両国の共同宣言に基づきカイゼン展開プロジェクトを発足し競争力強化を目指す100社が選定されており、多くのアルゼンチンの企業とともに活動したい」との希望を述べられていました。また中小企業を統括する政府機関や産業団体などの大会関係者がそれぞれの立場や自身の体験に基づいて、「生産性向上につながるツールを導入する際に最も重要なのは、取り組まなければいけない課題なのだと自覚すること」「5Sは単純なことに思えるが、簡単ではない」など、5Sに着手することの重要性や、定着させることがいかに難しいかを述べました。その中でAOTS アルゼンチン同窓会ロベルト・デジオヴァニーニ会長は「5Sが適用できるのは企業だけではない」と、本授賞式の少し前に開催されたペルーでの5S大会には受賞者の組織の中に学校が含まれていたことを紹介しました。その後、参加者はそれぞれの企業での5S導入による変容や成果についてのプレゼンテーションを行い、審査の後、優秀企業賞(金賞・銀賞)、中小企業賞(金・銀・銅賞)の5社が選ばれました。授賞式後、全国5S大賞委員長アレハンドロ・マクリ氏は次のように締めくくりました。「今回の大会には40以上の企業および組織から申請や問い合わせがありました。今回の授賞式に参加している企業が賞賛に値するのは、単なる品質向上やプロセスの最適化だけでなく、素晴らしい企業風土を達成できたからなのです。変化を可能にできるのも、それを維持できるのも「人」であることに気がついたのです。来年の授賞式では、さらに多くの企業や組織の皆様が発表して下さることを期待します。」インドのケララ地方では1960年代初頭より研修生が来日し、1968年に同窓会の設立を見ました。これまでのAOTSを通じた来日研修参加者数は650人にのぼり、現在の会員数は約320名です。2017年11月30日、AOTSケララ同窓会(ASA Kerala)50周年記念祝賀会がKinfra Hi Tech Parkにある日本ケララ・センターにて、平松駐印日本大使ほか多数のご来賓を招いて開催されました。また大使には同センター内にて50周年記念ホールの開館宣言をしていただきました。約18,000平方メートルの広さをもつ日本ケララ・センターは、建設当時の費用の大部分がケララ同窓会会員有志の寄付アルゼンチン全国5S大賞授賞式AOTSケララ同窓会50周年記念祝賀会会場風景受賞者と福嶌大使(一番左)、デジオヴァーニ同窓会長(右から2番目)、マクリ大会委員長(一番右)50周年記念ホール除幕式。一番右が下大澤AOTS常務理事今号では3つの同窓会より寄稿いただきました。
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