HIDAジャーナル10号(和文)
2/20

団体概要●名  称 一般財団法人海外産業人材育成協会The Overseas Human Resources and Industry Development Association 略称:HIDA(ハイダ)●設  立 1959年(昭和34年)8月10日(吸収合併存続法人であるAOTSの設立日)●事業内容主に開発途上国の産業人材を対象とした研修及び専門家・インターン派遣の実施●事業規模約95億円(2016年度予算) 1)受入研修:200コース 3,720人 2)海外研修:50コース 1,620人3)専門家派遣:210人4)インターンシップ: 100人●実績人数 1)受入研修182,185人(1959年度から2015年度までの累計)2)海外研修197,486人(1973年度から2015年度までの累計)3)専門家派遣8,418人(1979年度から2015年度までの累計)4)インターンシップ 1,011人(2004年度から2015年度までの累計)●事業所 1)国内:東京(東銀座、北千住)、関西(大阪市)2)海外:バンコク、ジャカルタ、ニューデリー、ヤンゴン新年明けましておめでとうございます。2016年6月に理事長に就任し、瞬く間に半年の月日が流れ新年を迎えました。東京オリンピックを3年後に控え、また昨年は訪日観光客数が初めて2,000万人を突破する等、日本に対する世界からの注目が高まっているように感じます。国内でも、公共交通機関の掲示板が各国語表記にとってかわられ、宗教に配慮した食事を提供するお店が増えるなど、準備が着々とすすんでいます。当協会は半世紀以上に亘り、受入研修、海外研修、専門家派遣、インターン生の派遣など、各般の人材育成事業を行ってまいりましたが、このような日本への関心の高まりも相俟って、昨今ますます注目を浴びております。特に、グローバル化の進む世界経済の中にあっても、国づくりの基本はやはり人材育成にあると考える海外諸国は多く、政府ベースでも民間ベースでも人材育成面で当協会の協力を求める案件は目白押しの状態です。これもひとえに経済産業省をはじめとする国内外の政府、産業界、学界、地域社会の皆様からのご支援・ご協力の賜物と、改めて御礼申し上げます。当協会は、人材育成事業を通じて日本と海外諸国相互の経済発展に貢献するとともに、友好関係の増進に寄与することをミッションに掲げていますが、この友好関係の増進という点で重要な役割を果たしているのが世界43カ国71の地域に広がるHIDA/AOTSの同窓会です。HIDA/AOTSの受入研修参加者は延べ38万人にのぼりますが、元研修生は帰国後自主的に同窓会を組織し、日本との架け橋として日本語や日本的な企業文化等の普及活動を展開しています。こうした同窓会活動を奨励すべく、昨年HIDAはそのリーダーを「ものづくり人材大使」として任命する制度を創設しました。本号でもその経緯と任命式の様子を紹介していますが、同窓会には今後ますますの活躍が期待されています。当協会は本年も世界に広がる人的ネットワークを存分に活かしながら、従来の人材育成事業に加え、HIDA総合研究所や新国際協力事業による新たなサービスを拡充してまいる所存でございます。本年も一層のご支援ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。理事長 桒山 信也年頭所感理事長 桒山 信也くわ やま しん や

元のページ 

page 2

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です