HIDAジャーナル9号(和文)
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HIDA JOURNAL12NEWS2016年7月29日、30日の2日間にわたって、ネパール同窓会設立25周年記念式典及び同窓会主催による日本ネパール国交60周年記念行事が、カトマンズ市内のホテルで行われました。25年以上に亘る地道な同窓会活動は、ネパール人のみならず現地日系社会からも大いに評価されており、式典には、ネパールのカマル・タパ副首相兼外相をはじめ、内閣府次官、通信大臣等の重要閣僚のほか、在ネパール日本国大使、ネパール商工会議所会頭、ネパール日本語教師協会会長、日本人会会長の臨席を得ました。日本からは立石譲二HIDA専務理事、隣国のバングラデシュからはダッカ・チッタゴン両同窓会のフセイン顧問が出席しました。近年ネパールから日本への留学生が急増しており、昨年度の留学生数は、中国、ベトナムについで3位となりました。ネパール国内の日本語学校も大きく増加していますが、教育の質や来日後の生活に課題も生じています。昨年4月に発生した震災からの復興道半ばの状況のネパールにあって、日本への期待はますます大きくなっています。こうしたなか、日本での研修経験を通じ親日家として活躍するネパール同窓会は、25年の歴史を経て、ネパールにおける良きアドバイザーとして、ますますの発展が期待されています。新しくバンコク事務所長に着任しました山室芳剛(やまむろよしたか)と申します。私は2006年に経済産業省に入省後、法人税制、情報政策、環境政策、コンテンツ産業政策と各種の政策を担当してまいりました。アジア・通商貿易政策については新しいフィールドのため、一から勉強させていただくべく全力で取り組む所存です。主な業務としては、HIDAで行っている各種事業に加え、ASEAN各国における産業ビジョン・産業政策の形成と、それらの実現に日本政府が支援することによって、各国と日本のWin-Winな国益を実現するという政策形成機能を担っており、このためAMEICCの事務局代表という立場も兼任しています。具体的な活動の一例として、各国の要人参加の下「第9回日メコン産業政府対話」を開催し、私はホスト役を務めました。対話の場では、HIDAで実施している産業人材育成にかかわるAMEICC補正事業についても謝意と期待が数多く寄せられました。8月にラオスで開催される日アセアン経済大臣会合でも報告させていただく予定です。非常に明るく、前向きなメンバー揃いのバンコク事務所一丸となって、これらミッションを効果的に遂行したいと考えております。2016年5月にジャカルタ事務所に着任いたしました、田中勇人(たなかはやと)です。海外業務経験はインドネシアで3か国目になりますが、それでもやはり慣れないことも多く、エキサイティングな(!)日々を過ごしています。ジャカルタ事務所は日本人1名、インドネシア人5名の小さな事務所で、ご利用企業様からの問い合わせや各種研修のための調整や実施に毎日フル回転しています。インドネシア人スタッフも皆、「インドネシアの産業発展のために」「インドネシアと日本の架け橋になるために」といった使命感を胸に業務にあたってくれています。ジャカルタ事務所内にはHIDA-AOTS同窓会事務局が併設されており、同窓会主催のイベントにHIDAスタッフが参加したり、HIDA総合研究所の事業で協力したりと、大変密接に活動を行っています。なおジャカルタ事務所はシンガポール・マレーシア同窓会も管轄しており、インドネシア同窓会と同様にタッグを組んで当地の人材育成に取り組んでいます。今年度のジャカルタ事務所のトピックは、ダルマプルサダ大学への寄付講座設置(11ページでご紹介)でしょう。ジャカルタ事務所は協力企業であるジャカルタジャパンクラブや当地日系企業と連携し、ダルマプルサダ大学における「生産自動化技術者コース」の開設と、当地日系企業が求める人材の輩出を目指します。私は、人材育成は農業だ、と常々感じています。思うように進まないこともしばしばですが、少しでもインドネシアに、また当地日系企業の活動に貢献できるよう頑張りたいと思っています。HIDA/AOTSネパール同窓会設立25周年記念式典及び日本ネパール国交60周年記念行事を開催バンコク事務所便りジャカルタ事務所便り日本ネパール国交60周年記念行事にて。 カマル・タパ副首相兼外相(中央)、 小川正史在ネパール大使館特命全権大使 (左から3人目)、ナカルミ ネパール 同窓会長(右から3人目)、立石HIDA専務理事(左)ジャカルタ事務所スタッフと(前列中央が田中ジャカルタ事務所長)山室バンコク事務所長
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