HIDAジャーナル7号(和文)
17/20
No.7 AUTUMN 2015 15■昨年の6月下旬に赴任して早いもので1年が経過しました。バンコク事務所の職員を代表して、日頃、様々なサポートをいただいている皆様に厚く御礼を申し上げます。バンコク事務所は、HIDAが実施している国庫補助・受託事業のほか、日アセアン経済産業協力委員会の事務局事業を実施しています。日本人職員は4名おりますが、私は専ら後者の事業を担当しており、海外出張も非常に多いことから、なかなか事務所の業務全般に目配せができていないのが現状です。自分の事務所運営の目標は、職員が一体感を持って仕事に明るく前向きに取り組むことのできる環境を創るということです。この目標の実現に向け、今後とも関係者の皆様の声に耳を傾け、努力を継続していきたいと思います。関係者の皆様は、当地に足をお運びになる場合には、ぜひ当事務所に寄っていただければと思います。 (所長 若林伸佳)■副所長に就任しました名な越ごやよし太た郎ろうと申します。異動の内示を受けた時は大変驚きましたが、今や当たり前のようにバンコクのラッシュに揉まれながら通勤している自分に、少しは柔軟性もあったのかとふと感心してしまうこの頃です。思えば四半世紀前、青年海外協力隊としてドミニカ共和国に派遣される時に、①行く国を知り、②その国の人を理解して好きになり、③その国の良さを日本に伝えようと心に決めたのを思い出します。今もまったく同じ心境です。自分なりのヒューマンコネクティビティを作るまでは帰るまいと自ら言い聞かせているところです。どうか皆様よろしくお願い申し上げます。 (副所長 名越太郎)■現地では多くのタイ人や日本人の方々に、さらに近隣国であるミャンマーやベトナム等でも多くの方々に、本当にお世話になりました。この場をお借りし、厚く御礼申し上げます。日本と異なる現地の慣習・文化に初めは戸惑い、それが自分の体に馴染んできた頃に帰国となりましたが、異文化の中で仕事をした経験を、今後の業務、さらには自分自身の人生にも、ぜひ活かしてまいりたいと存じます。前次長(現調査企画グループ長)窪田真也海外事務所便り―バンコク事務所今年、ニューデリー事務所では、ラジャスタン州ニムラナ地域での技能開発支援の取組みを開始しました。4月に同州産業開発・投資公社(RIICO)と産業人材育成分野における協力覚書を締結するとともに、同地域に職業訓練施設を設立するインド合同商工会議所とも協力し、カリキュラム開発支援等のための日本人専門家派遣を9月に実施する予定です。なお、7月1日より三谷に代わり栗山が所長として着任い海外事務所便り―ニューデリー事務所Selamat siang. 今回はインドネシアのHIDA-AOTS同窓会についてご紹介します。現在当地にはジャカルタ、中部ジャワ(スマラン)、メダンの3ヵ所に同窓会があり、それぞれ独自に日本の現場改善、5Sなどを普及させるセミナーなどの活動を実施しています。彼らが日本式の生産活動を独自に当地に浸透させている姿を見ると、効果的な生産活動に国境はないと実感できるとともに、これまでHIDAが実施してきた事業活動の成果の一端を垣間見ることができます。(所長 志村拓也)海外事務所便り―ジャカルタ事務所たしました。インド及び南アジア各国における産業人材育成に引き続き邁進してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 (所長 栗山明)ヤンゴン事務所開設予定のお知らせHIDAは、昨今ミャンマーへ進出する日本企業が急増する中、現地産業人材育成支援を強化するため、2015年秋にヤンゴン事務所を設立する予定です。バンコク事務所集合写真(後列左から、井手、名越、若林、窪田、田口)デリー事務所集合写真(写真中央は栗山、世界遺産クトゥブミナール前にて)左から、中部ジャワ同窓会アグン会長、志村、ジャカルタ同窓会マルトノ会長、ダルミント氏
元のページ