HIDAジャーナル6号(和文)
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HIDA JOURNAL4安倍晋三内閣総理大臣 ご祝辞ご列席の皆様、本会議が、HIDA/AOTS同窓会の皆様をはじめ各国から300名を超える関係の皆様の御参集の下、かくも盛大に開催されますことを、心よりお祝い申し上げます。私とHIDAとの関係は祖父の代にさかのぼります。HIDAの前身のAOTS穂積初代理事長と私の祖父、岸信介にご縁があり、父、私と、3代にわたって研修生の方々と交流してきました。私自身、タイやインドの同窓会を訪れる機会があり、その活動の素晴らしい成果を幾度となく感じてきました。日本流の途上国支援の特徴は、相手国に技術・ノウハウを移転し、産業基盤を根付かせて、相手国の産業発展を促すというものです。これは、時間がかかり、必ずしも派手なものではありません。しかし、国づくりは人づくりからはじまります。これを疎かにしては、国の発展はありえません。このように、長期的なお互いの発展を目指し、地道に取り組むのが、日本ならではの支援なのです。HIDAは、まさに日本流の支援の象徴です。前身のAOTSは、日本の技術協力のさきがけとして、日本が戦後復興を経て自立的成長を目指して間もない1959年に設立され、アジアなど世界各国と共に発展していくべきとの強い信念の下、累積で37万人を超える研修生を育成してきました。日本で研修を経験された多くの方々が、各国で産官学の各方面でリーダーとして御活躍されています。このあと、様々な成功事例の発表があると伺いました。皆様の間でベストプラクティスが共有され、さらなる成功の連鎖が生まれることを期待しています。 そして、研修生の方々が自主的に組織されたこの同窓会こそが、半世紀以上にわたる相互発展の努力の積み重ねによってできた貴重な宝であり、私はひとかたならぬ愛着を感じています。同窓会の皆様が、日本式の技術や知識を母国で展開され、各国産業基盤を支えていることは喜びに堪えません。関係の皆様に感謝と敬意を表します。HIDA/AOTS同窓会のさらなる活動を通じて、日本との友情パートナーシップの深化、双方の発展に寄与することを期待して、私のごあいさつとさせていただきます。有難うございました。平成26年10月29日内閣総理大臣 安倍 晋三インドHIDA/AOTSデリー同窓会が開催した品質経営セミナー(2014年1月)をご視察される安倍晋三内閣総理大臣(写真は首相官邸ホームページより転載)安倍内閣総理大臣からの祝辞を代読される山際大志郎経済産業副大臣
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