HIDAジャーナル5号(和文)
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19No. 5 AUTUMN 2014海外事務所便り 現在HIDAは、バンコク(タイ)、ジャカルタ(インドネシア)、ニューデリー(インド)の3都市に海外事務所をおいています。今回は、各事務所の業務を中心にご紹介いたします。これら3か国や各事務所が管轄する国々での人材育成についてご相談がありましたら、ぜひお近くの事務所にご連絡ください。HIDAバンコク事務所は、バンコク中心部のビジネス街「ラチャダムリ」地区にあり、反政府デモの拠点としてニュースでも報じられた「ルンピニー公園」や、国内最大規模の商業地区セントラル・ワールドが隣接しています。以下に、当事務所の活動内容をご紹介いたします。● 人材育成関連事業タイは、国内の産業ニーズが幅広く、また進出する日系企業が多いため、HIDAの事業において重要な位置を占めています。実際、昨年度のタイからの受入研修生は684名、タイに派遣される専門家は118名と他国と比べて人数が多い状態が続いています。バンコク事務所は東京の本部や関係機関と連携しながら工業団地・日本人商工会議所・業種団体等向けの広報、企業に対する事前相談や情報収集を行っています。また、受入研修・海外研修・専門家派遣プロジェクト等の企画・募集・招聘準備の他、専門家派遣・海外研修の実施、危機管理も含めた専門家やインターン派遣中のフォロー、各事業に係る現地協力機関との調整・連絡、これらの機関とHIDAによる共同事業実施におけるサポート等を行っています。また、タイの近隣国(ミャンマー・ベトナム・カンボジア・ラオス等)においても、上述の事業に関わるサポート業務を行っています。● 現地関係機関との諸協力事業・活動バンコク事務所は現地の帰国研修生関係団体(帰国研修生同窓会や泰日経済技術振興協会等)、政府機関(工業省、商業省等)、現地日系機関(日本人商工会、日本国内業界団体)、現地業界団体等、高等教育機関(泰日工業大学、他タイを代表する大学)等と日頃より密接な協力・交流関係を築いており、上述の事業を行う上で、協力をいただいています。加えて、日頃より人材育成に対するニーズについて意見交換を行い、HIDAの人材育成事業へつなげるべく取り組んでいます。●AMEICC事務局事業 (日アセアン経済産業協力委員会事務局事業)1998年11月のAMEICC本会合の合意に基づき、日アセアン間の経済協力事業を実施しています。当事務所に併設されているAMEICC事務局では、若林伸佳所長兼AMEICC事務局代表の下、AMEICCの本会合、高級事務レベル会合、各種作業部会活動等に係る関係国・アセアン事務局・日本側関係者との連絡調整、会議運営、原案作成等を行っています。なお、本年度は日アセアン友好40周年を記念して日本政府から昨年度の補正予算で拠出された10億円を活用し、各種のセミナー・調査事業等のプロジェクトを実施しています。● 地域拠点としてのバンコク事務所タイは長年日本と経済産業文化面で関係が深いだけでなく、「メコン地域経済圏のハブ」とも呼ばれています。また、ひと頃騒然としていた国内の社会・経済産業情勢も現在は概ね安定した状況を取戻していると言えます。こうした中、バンコク事務所はタイ及び周辺国におけるHIDA事業の窓口として、事業遂行及び成果浸透に取り組んでいます。 (バンコク事務所 次長 窪田真也)バンコク事務所HIDAバンコク事務所職員集合写真「ITスキル標準」普及セミナー情報技術通信省(MICT)、国立科学技術開発庁(NASTDA)、情報産業通信技術協会(ATCI)、専門家認定資格研究所(TPQI)等 並びに日本の(独)情報処理推進機構(IPA)との協力により開催タイの同窓会会長以下、幹部との交流会合 (於バンコク事務所)
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