HIDAジャーナル5号(和文)
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本年3月25日より一般財団法人海外産業人材育成協会(HIDA)の会長に就任いたしました。この場を借りて就任のご挨拶をさせていただきます。開発途上国に対する官民連携の技術協力機関であるHIDAは、2012年3月30日に、旧財団法人海外技術者研修協会(AOTS)と旧財団法人海外貿易開発協会(JODC)が合併して誕生し、2013年4月1日には一般財団法人に移行して新たなスタートを切りました。経済産業省、産業界、学界、地方自治体等、関連の皆様方からは、合併前の前身の時代から現在に至るまで変わらぬご支援とご鞭撻をいただき、深く感謝申し上げます。HIDAは前身の協会がそれぞれ約半世紀に亘り培った研修事業と専門家派遣事業等を組み合わせることにより、多様化する人材育成ニーズに対してよりトータルに応えていくことができるようになりました。近年のグローバル化により、世界の相互依存が緊密になる中、アジアを中心とする新興国・開発途上国は著しい成長を続けています。また、そうした成長力を取り込むため、規模や業種を問わず、日本企業の海外展開は日増しに拡大しています。日本と海外諸国との真の持続的成長には、経済活動を支える人材の育成が喫緊且つ重要な課題として挙げられており、人材育成に携わってきたHIDAの社会的使命の重さをより一層感じる次第でございます。また、技術協力の一つの成果として、帰国した研修参加者により組織された43か国71地域に広がる同窓会があります。同窓会は、日本での経験を活かし、世界各地で人材育成や文化交流、社会貢献などの多種多様な草の根活動を活発に繰り広げています。目まぐるしく変化する国際社会に対応すべく、今後HIDAはこれら同窓会とも協働しながら、グローバルな課題解決のための新しい事業や活動を展開してまいります。HIDAは前身の協会の伝統と理念を受け継ぎながら、新たな時代要請に迅速に応えつつ、団体の目的である「日本と海外諸国の相互の更なる経済発展と友好関係の増進」に寄与していく所存です。今後とも、関係各位の格別のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。就任ご挨拶会長 岡村 正団体概要●名 称一般財団法人海外産業人材育成協会【The Overseas Human Resources and Industry Development Association ●設 立●事業内容●事業規模略称:HIDA(ハイダ)】1959年(昭和34年)8月10日(吸収合併存続法人であるAOTSの設立日)主に開発途上国の産業人材を対象とした研修及び専門家派遣の実施約90億円(2014年度予算額) 1)研修:240コース 5,200 人 2)専門家派遣:500人●事業実績 1)受入研修174,639人(2013年度までの累計)2)海外研修194,711人(2013年度までの累計)3)専門家派遣7,660人(2013年度までの累計)4)海外インターン派遣671人(2013年度までの累計)●事業所 1)国内:東京(東銀座、北千住)、関西(大阪市)2)海外:バンコク、ジャカルタ、ニューデリー
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