HIDAジャーナル5号(和文)
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17No. 5 AUTUMN 2014サーでビジネス誌「Bplatz press」の編集長でもある山野千枝先生を迎えました。また400年以上続く老舗企業経営者から直接話を伺う機会を何回か設け、長寿FB企業の多い関西の地域性を活かした内容となりました。受講者の中には、経営者と後継者の子息という親子の参加が3組いました。他の参加者も近い将来家業を継ぐ人がほとんどで、事業承継にまつわる問題をそれぞれ抱えているようでした。講義では成功事例だけでなく失敗事例の紹介も数多くありました。受講者にとっては実際的な内容であり、講義後の質疑応答も毎回1時間近く延長し、それでも足りず終了後に個別に講師に質問する受講者の姿が見られました。企業訪問では、株式会社千鳥屋宗家(大阪府・1630年創業)や沢の鶴株式会社(兵庫県・1717年創業)の次期社長、山岡金属工業株式会社(大阪府)や西山旅館(京都市)の現社長からお話を伺い、それぞれの企業に脈々と流れる哲学を拝聴しました。受講者は、すべての経営者の方々が異口同音に「企業は社会に貢献しなければならない」、「いかに次の世代に受け継いで行くかを重視している」、「企業は授かりものであり、私物化してはならない」と話される姿に驚き、感銘を受けていた様子でした。HIDAでは当セミナーのようなオーダーメード型も含めた様々なラインナップで国内外の企業・団体のニーズに合ったセミナーを企画・実施し、各方面からの国際化の要望に応えていきたいと考えています。* さまざまなメディアの調査(帝国データバンク、朝日新聞、毎日新聞など)によると、世界の創業200年以上の老舗企業のうち日本企業が約半数に達するとされる。このうちわずかな例外を除きほとんどがファミリービジネス企業。山岡金属工業株式会社にてクッキングテーブルの説明を受ける受講者タイファミリービジネスマネジメントコース講師大阪産業創造館チーフプロデューサー 山野千枝先生インタビュー「日本のファミリービジネスに学ぶ」上記でご紹介しましたタイファミリービジネスマネジメントコースにて講師を務められた山野千枝先生は、大阪市経済戦略局の中小・ベンチャー企業支援拠点である大阪産業創造館のチーフプロデューサーとして中小企業支援に携わると共に、ビジネス情報誌「Bplatz Press」の編集長として、関西で活躍する多くの経営者や中小企業を紹介しています。これまであまり注目されてこなかったファミリービジネス(同族経営、以下FB)の後継者承継や、製造業の現場で働く若者に焦点を当て、人々の関心を高める活動をしています。家業を継ぐことを決めかねている学生を集め、現役社長と一緒に家業を継ぐ人生を考えてもらう「後継者ゼミ」や、「ゲンバ男子」という特集を組み、中小の製造業現場の若者離れに歯止めをかけるための取組みを行うなど、アイデアと発信力をお持ちの方です。今回は、山野先生にFBの特徴や可能性、女性の活躍、中小企業の海外進出についてお話を伺いました。大阪産業創造館 山野チーフプロデューサー新国際協力事業(NGC)セミナー 参加者募集のお知らせトヨタ生産方式(TPS)実践の真髄セミナー(6日間)を関西研修センター(大阪)にて実施いたします。中国語コース:2014年12月15日(月)~20日(土)定員25名 (募集中)英 語コース:2015年2月16日(月)~21日(日)定員25名 (10月より募集予定) 詳細はNGC事業部(newglobal_hidajapan_or_jp)にお問合せいただくか、 ホームページ(http://www.hidajapan.or.jp/jp/ngc/seminar.html)をご覧ください。

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