HIDAジャーナル5号(和文)

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11No. 5 AUTUMN 2014VOICE 所属企業（株式会社IHI）の人事担当者のお話インターンシップを通して荒井さんは責任感や度胸を身に着けて帰ってきたように感じています。帰国直後に社内で報告会を行いましたが、インドネシアの国情やコミュニケーションの取り方など、インドネシアを体感したようです。また、荒井さんが社内で担当している案件は、関係者間の信頼関係が後々のビジネスにとって重要な意味を持つのですが、インターンシップを通じてそうした貴重な人脈形成も達成できたようです。受入機関であるPT. Adaro Powerは、しっかりとした研修計画を策定して荒井さんを受け入れてくれたため、大変充実したプログラムとなりました。自社ではコネクションを持たないものの、今後のビジネスで重要と考えられる海外の機関に社員をインターンとして派遣し、実務研修を受けさせられることは、このインターンシップ事業の強みだと考えています。半年間という期間も研修として送り出すのにちょうどよい長さで、グローバル人材育成を考えている企業にとってメリットの大きい事業であると思います。VOICE 受入機関（PT. Adaro Power）担当者のお話インターンの受け入れを通じて、ビジネス上の関係構築だけでなく、インターンとPT. Adaro Power社員が交流し、お互いに学び合うことを期待しています。またこうした交流は、現在そして今後のインドネシアと日本の文化的、社会的関係の強化にもつながると考えています。今回インターンとして受け入れた荒井さんは英語が達者で、社会人としての勤務経験があるため、PT. Adaro Power社員と情報共有できることが多くありました。何事にも果敢に取り組み一生懸命で、インドネシア語をはじめとし、常にインドネシアの文化や慣習を吸収しようと高い関心を持って臨んでいたことが印象的でした。荒井さんのプログラムは予定通り進み、インドネシアの発電ビジネスについてより知識が深まるよう、座学やフィールドワークといった機会を設けました。インターンシップを通してPT. Adaro Power社は関連企業や団体と新たに関係を築くことができました。また、どんな要望にも最高のパフォーマンスで応え、良好な関係を築くことを大切にする日本の働き方や文化を肌で感じることができました。同じ職場で働くことで、それぞれの国についてお互いに学び合えることがインターンシップの大きな成果であると感じています。り、インドネシア語が必須でした。インドネシアでは自らの希望で語学学校に通いましたが、HIDAの事前研修でインドネシア語を2週間学んだことが大変役に立ち、語学学校での学習にも活かされました。インドネシアという日本とは異なるビジネス環境で働いて気が付いたことはありますか？はじめは日本とは時間軸が違うことに戸惑いました。例えば上司から資料の作成指示があった場合、締め切りの1週間前になっても誰も動きません。最初はやきもきして私からリマインドをしましたが、結局自分の負担が増えることになり大変でした。その後は周りを巻き込めるような働きかけ方を心がけましたが、PT. Adaro Powerの人は自分にとってはぎりぎりと思われるタイミングで作業を始めてもしっかりしたアウトプットを出すので驚きました。そのほかPT. Adaro Powerでは、自分たちの会社は国を背負っており、自分たちが経済を発展させていくという高い意識を組織全体として持っていることに感心しました。また、社内の意思決定や実際の行動に着手するのがとても早かったです。前述の社員の高い意識ともつながりますが、急速に発展するインドネシアの経済についていくためには、会社の決断や行動も早くしないとならないと考えているようです。それでは最後にインターンシップ事業に参加したいという方に向けてメッセージをお願いします。現地企業の一員として行動できることは、通常の海外出張や駐在でなくこのインターンシップ事業で得られる貴重な経験だと思います。日本の企業から派遣される場合、送り出す企業は、今回のインターンシップで目的としていることや期待を明確にインターンに伝えることが成功につながると感じます。またインターン個人としては、インターンシップを自身一人の成長機会としてだけにとどめず、会社対会社の関係に発展させる意識が必要だと思います。そうした自覚があれば、インターンシップ中、常に明確な目的意識をもって行動することができ、目標に対する成果が得られると思います。お話を伺って、荒井さんが今回のインターンシップを有意義に過ごされ、帰国後もその体験を活かされていることが伝わりました。貴重なお話をありがとうございました。最終発表会の後でPT. Adaro Powerのメンバーと記念撮影 後列中央が荒井さん

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