HIDA JOURNAL 2014 SPRING No.4
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No.4 SPRING 2014 23安倍内閣総理大臣がインドHIDA-AOTS品質経営セミナーをご視察インドのHIDA-AOTSデリー同窓会は、2014年1月26日、ニューデリー市内のホテルにて、東京大学の久米均名誉教授とマルチ・スズキ・インディア社(旧マルチ・ウドヨグ社)のR. C. Bhargava会長を講師にお迎えして、「インドHIDA-AOTS品質経営セミナー」を開催しました。本セミナーは、インド産業界の一層の競争力向上に資するべく、日本で研修を受け、その経験を活かしてインド国内で活躍する親日・知日派のインド産業界の経営幹部らを対象に企画され、当日は、日印双方の政府機関、産業団体、企業関係者ら130名以上が参加し、熱心に講演を聴くとともに、活発な質疑応答が行われました。セミナー開始にあたっては、ご来賓のNatchiyappan商工省副大臣、後藤経済産業省技術協力課長からご挨拶を頂戴いたしました。久米先生の基調講演では、「インドにおける品質経営の課題(Challenges in Indian Quality Manegement)」と題し、具体的な事例を取り上げながら品質経営の課題について話され、その後、製造プロセスでの品質管理の原則について述べられました。Bhargava会長からは、「日本とインドとの連携」と題し、産業界の日印協力のあり方についてご紹介いただきました。また、特筆されるべきこととして、当日、インドを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣が、本セミナーをご視察され、ご挨拶を頂戴いたしました。本セミナーの途中、安部総理が会場に到着されると、万雷の拍手に包まれ、歓迎の花飾りが贈呈されました。セミナーは一時中断され、参加者は安部総理のスピーチに聞き入りました。安部総理は、スピーチの中で、「相手国に技術・ノウハウを移転し、産業基盤を根付かせて、産業発展を促すという日本流の途上国支援の特徴」や「日本で研修を受けたインドの方々が、日本式の技術や知識を母国で展開し、インドの産業基盤を支えていること」、また、「HIDA-AOTS同窓会のさらなる活動を通じて、日印の友情パートナーシップの深化、日印双方の発展に寄与されることへの期待」などについて述べられました。これまで日本で学んだことをインド社会に普及するため様々な努力や工夫を続けてきた同窓会の方々にとって、安部総理のお言葉は大変心強く、勇気づけられたことと思います。豊富な国内市場と優秀な労働力を有し経済成長著しいインドにあって、高度な技術を持つ人材は主力産業の要になることから、HIDAとしては、今後とも、HIDA-AOTS同窓会のネットワークを活用しつつ、人材育成を通じた経済技術協力の支援を強化していきたいと考えています。【セミナー概要】日時: 2014年1月26日(日)13:00~17:00場所: インド・ニューデリー タージパレスホテル MUMTAZ MAHALホール概要: 13:00~14:00 レセプション 14:00~16:00 基調講演「インドにおける品質経営の課題」 東京大学 久米均名誉教授 16:00~16:30 講演「日本とインドとの連携」 マルチ・スズキ・インディア社 R. C. Bhargava会長 16:30~17:00 総合質疑応答参加者: 政府機関、産業団体、企業関係者 130名主催: HIDA-AOTSデリー同窓会共催: HIDA-AOTSインド同窓会連合後援: HIDAご来賓とインドの同窓会のメンバーの皆さん(写真は首相官邸ホームページより転載)会場の様子右から安倍晋三内閣総理大臣、M. R. Ranganathan HIDA-AOTSインド同窓会連合(FAAAI)会長、Man Mohanデリー同窓会会長、HIDA金子理事長(写真は首相官邸ホームページより転載)久米東京大学名誉教授
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