HIDAジャーナル 2012 AUTUMN
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3HIDAジャーナル No. 1 ● AUTUMN 20122. 専門家派遣事業主に開発途上国の企業等に専門家を派遣して、技術指導や人材育成を行う事業です。専門家派遣では、現地の状況や問題・課題を専門家が直接目にすることができるため、具体的にポイントを絞った指導を行うことができます。ラインもしくは工場全体を対象とした指導を行う場合や、品質・コスト・納期の改善、管理体制の現地化を推進する場合等に適しています。(図3参照)3. 日本人の海外インターンシップ派遣事業経済産業省から委託を受け、(独)日本貿易振興機構(JETRO)と共同で実施している事業です。日本人の若手社会人・学生を開発途上国に派遣し、インターンシップ(就業体験)を通じてグローバルに活躍できる人材を育成します。4. 新国際協力事業公的資金に拠らない事業で、発展著しい新興国等の産業人材育成ニーズを踏まえ、これまで培ってきた経験と国内外のネットワークを活かし、環境、新エネルギーなど日本が国際的に優れている分野や日本企業との交流などのプログラムを実施します。5. 同窓会協力事業AOTS同窓会は、日本での研修を終えて帰国した研修生が世界各地に結成した組織で、自国の経済産業発展と地域社会への貢献、日本および諸外国との友好関係の増進に努めています。HIDAは、こうした同窓会活動を支援するとともに、各事業との連携強化を図っています。平成24年8月現在、43カ国に71の同窓会があります。図2 受入研修(技術研修)の概要図3 専門家派遣の概要専門家による指導(光学機器部品の塗装装置のメンテナンス/タイ)日 本日本企業(研修生受入企業)新しい技術の習得等現地企業の幹部養成開発途上国等の企業(研修生派遣企業)子会社・合弁先・技提先・代理店等現地企業の技術者等HIDA現 地HIDAの研修センターにて導入研修(日本語および日本の文化・社会)日本企業にて固有技術の習得日 本日本企業(専門家派遣企業)QCDの改善等現地化の促進開発途上国等の企業(専門家受入企業)出資先・取引先日本企業の専門家HIDA現 地現地企業でのOJTによる技術指導管理体制の強化HIDAは、日本政府の進める新成長戦略を踏まえ、本年度実施する各事業の中で、海外のインフラ・システム案件獲得や獲得後の維持管理等に必要な人材育成、日本の中小企業の円滑な海外展開を支援するための人材育成を積極的に実施します。

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