HIDAジャーナル 2012 AUTUMN
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HIDAジャーナル No. 1 ● AUTUMN 201216HIDA News東京研修センターの耐震改修工事現在HIDAでは4つの研修センターを所有していますが、最も古い(1982年竣工)東京研修センターは旧耐震基準に基づいて建てられていたため、昨年3月の東日本大震災後に耐震診断を実施しました。その結果、一部補強が必要との結果が出たため、本年4月から7月までの間に耐震改修工事を実施しました。東京研修センターはL字型の1つの棟に見えますが、構造上は2つの棟に分かれています。補強工事の対象となったのは、このうちA棟と呼んでいる部分で、1階には食堂、ロビー、総務部の事務所などがあります。今回の工事概要は以下の通りで、主に以下の3つの工事を行いました。1. 耐震スリット工事主に個室が対象で、建物の主要構造である柱に負荷がかかり過ぎないように、柱と壁の接合部分にスリットを入れる工事です。耐震補強というと何かを付け加えたり、太くする印象が強いため、躯体にわざわざ切り込みを入れると「逆に弱くなるのでは?」と心配になりますが、建物の構造上はこの方が良いそうです。153カ所もスリットを入れたため、この工事に最も日数を要しました。2. 補強鉄骨ブレース設置工事今回の工事の目玉と言える大掛かりな工事で、食堂の窓側に耐震補強の鉄骨ブレースを3ヶ所設置しました。鉄骨を隠しつつ、少しでも多く窓からの光を採り入れるために内装をアーチ型にしました。スパンが狭く開口が取れなかった部分については、壁面にして鉄骨を隠し、照度を補う為にLEDの光壁を設置したことで、工事前後で大きく変化しました(写真参照)。3. 補強増し打ち壁設置工事既存の壁を更に厚くする工事(2ヶ所)と新たに構造壁を設ける工事(1ヶ所)を行いました。総務部の事務所出入口付近、工事前は応接室として使用していた部分に壁を新設しています。これでHIDAの全ての研修センターが、現行の耐震基準を満たした建物となりました。また、単に建物の強度だけではなく、定期的に避難訓練や自衛消防訓練を重ね、常にいざという時に対応できる体制を整えております。研修生や研修生受入企業の皆様には安心してご利用いただければ幸いです。 HIDAからお送りする印刷物等のお送り先や部署名等に変更が生じた場合、あるいは発送自体の中止を希望される場合は、大変お手数ながらEメールまたはファックスにて下記宛にご連絡ください。 なお、お電話にてご連絡をいただく場合は、封筒の宛名シールに印字された6ケタのコード番号をお知らせくだ さい。【ご連絡先】財団法人 海外産業人材育成協会 統括事業部 経営戦略室 広報グループ宛Tel: 03-3549-3050 Fax: 03-3549-3055 E-mail: koho_hidajapan_or_jp 旧AOTSおよび旧JODCが使用していましたドメインが2012年9月に消滅することに伴い、「…@aots.or.jp」および「…@jodc.or.jp」のメールアドレスは10月より使用できなくなります。9月末までは「…@hidajapan.or.jp」に自動転送されますが、10月以降は転送されませんので、旧ドメインのアドレスを登録されている場合は、ご修正ください。 また同様に、旧AOTSおよび旧JODCのホームページ(http://www.aots.or.jp、http://www.jodc.or.jp)も10 月より閲覧できなくなりますので、http://www.hidajapan.or.jpをご利用ください。工事中(鉄骨ブレース設置)工事完了後(光壁とアーチ型の内装)お送り先や部署名等の変更についてHIDAのメールアドレスおよびホームページについて

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