HIDAジャーナル 2012 AUTUMN
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15HIDAジャーナル No. 1 ● AUTUMN 2012AOTS同窓会AOTS同窓会(AOTS Alumni Society)は、日本での研修を終えて帰国した研修生が、AOTS(現HIDA)での研修という共通体験を基盤として世界各地に結成した組織で、現在43カ国に71の同窓会があります。帰国研修生が各自の職場で研修の成果を活用するだけでなく、組織立って自国の経済産業発展と地域社会に貢献するとともに、日本および諸外国との友好関係増進に努めており、日本のODA事業の集大成とも言えます。●AOTS同窓会と地域連合 ※( )内は各国同窓会の数、2012年2月現在43カ国71同窓会ヨーロッパAOTS同窓会連合ブルガリア(1)チェコ(1)ハンガリー(1)マケドニア(1)ポーランド(1)ルーマニア(1)スロバキア(1)トルコ(1)東南アジアAOTS同窓会連合インドネシア(3)マレーシア(2)フィリピン(3)シンガポール(1)タイ(1)ベトナム(1)ミャンマー(1)カンボジア(1)ラテンアメリカAOTS同窓会連合アルゼンチン(1)ボリビア(1)ブラジル(2)チリ(1)メキシコ(2)パラグアイ(1)ペルー(1)ベネズエラ(1)南アジアAOTS同窓会連合バングラデシュ(2)インド(9)ネパール(1)パキスタン(3)スリランカ(1)イラン(1)東北アジアAOTS同窓会連合中国(11)韓国(1)モンゴル(1)アフリカAOTS同窓会連合カルメーン(1)エジプト(1)エチオピア(1)ガーナ(1)ケニア(1)ナイジェリア(1)スーダン(1)タンザニア(1)ザンビア(1)南アフリカ(1)今年1月に枝野大臣がインド・タミルナドゥ州のチェンナイを訪れた際、AOTSチェンナイ同窓会を訪問されました。チェンナイ同窓会は1975年に設立されて以来、日本語学校の運営を通じて長年にわたり日印の相互理解の促進に寄与してきたことが評価され、2010年に日本の外務大臣表彰を受けるなど、高い評価を受けている海外団体の一つです。枝野大臣は、チェンナイ同窓会の持つ施設を熱心に視察され、授業中の日本語教室では、インド人の講師や受講者ときさくに言葉を交わされました。また、会議ホールでは同窓会関係者約40名の前で、「日本でAOTSの技術研修に参加したという縁によって、母国に帰ってからも日本との絆を維持され、活発に同窓会活動をされていることに感謝を申し上げたい。そして、今後も日印双方が協力して、関係を強化していくようお願いしたい」とご挨拶をされました。タミルナドゥ州は、自動車・自動車部品、エレクトロニクス、繊維、セメント、化学製品などの産業を中心に、インド有数の産業都市に発展しています。特に「南アジアのデトロイト」と呼ばれるチェンナイ近郊には日本を含む世界の大手自動車メーカーが生産拠点を築いていることから、自動車関連部品分野の日系企業進出が急増しています。チェンナイ同窓会は、そうした地域特性を背景に、日本語教室や日本文化交流活動、日本的経営管理セミナーなど幅広い活動を展開し、日系進出企業のインド人従業員も多く参加しています。 枝野経済産業大臣のAOTSチャンナイ同窓会訪問枝野経済産業大臣(中央)とチェンナイ同窓会幹部●AOTS同窓会と地域連合 ※( )内は各国同窓会の数、2012年8月現在43カ国71同窓会

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